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いなくなった私へ [読書]

『いなくなった私へ』読みました。

いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 作者: 辻堂 ゆめ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2016/02/04
  • メディア: 文庫


何かの呪い?で生き返ってしまったが他人と認識されてしまう人たちの新しい人生のお話。

主人公は有名なシンガーソングライター。でも、路地裏のゴミの中で目覚めたりします。自分を誰もわかってくれない。元自分の所属事務所でアルバイトとして働きながら、過去の自分を探っていきます。そして、同じような境遇の男の子と出会い、唯一過去の自分を認識できる男性と出会い、事件の真相へ・・・。みたいな。

全く同じ外見をしていながら、違う人としか認識されないって、ものすごく辛いって言うか、さみしいことですね。
特に主人公の死に巻き込まれた男の子が不憫でなりませんね。物語の中ではいいのですが、これから思春期を迎え、成長していく過程ではどうしてゆくのでしょうか?目の前に愛する家族がいるのに、入っていけない。全く異国に連れて行かれる方がまだましな気がします。
主人公は天涯孤独っぽいので、まぁ、また自身の力で自分の居場所を築いてゆくのでしょうが、男の子はどうするんでしょう。
あと、外面のいい人が実はみたいなことって多いんでしょうかね?自分はあまり他人と深くつきあったことがないので、感じることはないのですが、一般的にはどうなんでしょう?信じていた人に裏切られるのってどんな感じなんでしょうかね。

では、影で恨まれないような人生をおくりつつ。

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