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わたしを離さないで [読書]

『わたしを離さないで』読みました。(2016/7/26読了)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオ・イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 文庫


臓器移植のためのクローン達の生活の話。
内容は、提供者と呼ばれる臓器移植のために生殖機能を無くしたクローンの子供達が専用施設で成長していくお話です。その中のひとりの女性が過去を語る形で物語は進んでいきいます。幼い頃から洗脳教育が行き届いていて、彼らが臓器を提供し、何度目かで死んでいくことに(使命を果たしたといわれてます)あまり恐怖や疑問は感じていないようです。そのために生まれたのだからとある意味結構達観してます。たんたんとお話は進んでいき、話の内容から徐々に臓器移植のためのクローンだと言うことがわかっていくような展開です。
が、正直ちょっと読みづらい。話を進めていく過程で、枝葉があるとそこにこまめに脱線してゆくので、ちょっと煩わしい感じがしました。本編をずっとすすめて、まとめてサブのお話を進めてくれた方がよかったかな?
ただ、あまり盛り上がりもなかった感じですかね。ドラマや映画版がどうなっているのかは知りませんが。ふーんって感じで読み終わったお話ですが、読むのにかなり時間がかかりました。
放し飼いにされている家畜の人間版みたいなモノでしょうかね。ある程度の自由はあるが、最期は決まっている。
でも、少しずつ削り取られていく体の一部が文章には出てきませんでしたが、とても怖い感じです。

では、使命を果たす前に。

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