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忍者だけど、OLやってます + オフィス忍者合戦の巻 [読書]

『忍者だけど、OLやってます』『忍者だけど、OLやってます(オフィス忍者合戦の巻)』読みました。

忍者の里から上京してOLやってる女の子(ってか女性)のお話。

忍者っていうより、高校生的なノリの方が気になったお話。
人間的にちょっと幼い感じがするのかな?それよりも同郷の穂乃香さんの方が気になりましたね。ぜひ、外伝で穂乃香さんの話を書いてくれないかなと。
都会には結構な数の忍者が出稼ぎに来ているんだなというのが素直な感想でしょうか。
でも、変装以外にコレと言った忍術が出てこなかったのは、さみしいところ。も少し忍術合戦的なところがあってもよかったかなとか。
でも、まあ、最後に意中の彼と幸せになれそうで良かったです。幼なじみの許婚は可哀想でしたが。

あと、抜け忍と穂乃香さんの恋の行方も気になります。今のところ男の方が興味を持って通っているだけですが、たいていそんなところからつながりが出来てゆくモノでしょうしね。その辺を中心に外伝お願いします。

以上で。



忍者だけど、OLやってます (MF文庫ダ・ヴィンチ mewシリーズ)

忍者だけど、OLやってます (MF文庫ダ・ヴィンチ mewシリーズ)

  • 作者: 橘 もも
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2015/02/24
  • メディア: 文庫



忍者だけど、OLやってます  オフィス忍者合戦の巻 (MF文庫ダ・ヴィンチ mewシリーズ)

忍者だけど、OLやってます オフィス忍者合戦の巻 (MF文庫ダ・ヴィンチ mewシリーズ)

  • 作者: 橘 もも
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: 文庫



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新世界より [読書]

『新世界より』読みました。

近未来に「呪力」を得た人間が普通になっている世界のお話。
アニメ化、漫画化されているようですが、とりあえず原作の小説から読んでみました。
文庫だったのですが、上中下とあって、結構なボリュームでしたが、上巻の後半くらいからいきなり読む速度が上がるお話ですね。誰かのレビューにも同じようなことが書いてありましたが、本当でした。

お話は、呪力と呼ばれる超能力を持った人だけが存在を認められる世界で、落ちこぼれたり道を外れると存在そのものがなかったことにされてしまう世界。そんな世界で、バケネズミと呼ばれる亜人と人間との微妙な力関係があることから崩れてしまい・・・というような感じ。
で、人間中心の話が主体なのかと思いきや、ほとんどがバケネズミに関するお話でした。話の終盤にその意味もわかってはくるんですが、かなりバケネズミ中心のお話なので、間違った認識で読み始めた自分は肩すかしを食らった感じでした。
バケネズミとはいっても、二足歩行で話をすることも出来ます。要するに、奴隷時代の白人と黒人の様な関係でしょうか。違うモノだという大前提があって、けして一緒のものではないと。ただし、奴隷と違って、もっと悪いことにいろいろと遺伝子とかなんやかやと仕組まれてたりはするんですが。
『3×3EYES』や『風の谷のナウシカ』に似た感じでしょうか?要するに、力を持たない大多数は、かつて力を持っていた種族の末裔だったという。

でも、「愧死機構」っていうのがなかなかに恐ろしい遺伝子操作ですね。同族を殺すと自分も死ぬという。ある意味究極の殺人防止システムなんでしょうが、それの抜け道というか代償というかで殺せるためのバケネズミというね。その考え方が非常に恐ろしいですね。最後はそれを逆手にとられて、人間側が狩られるわけですが、相手を倒す切り札もそれだったりするわけです。

でも、人間に比べてバケネズミは素直でしたね。割り切りというか、行動原理が率直でしたね。自分の脅威になるからそれを駆逐する。はっきりとそう言い切れるところは木訥さのなせる技なのかな?さらに進化すると、人間の様に何かきれい事のいいわけをつけて残虐行為をするようになるのかな?自分たちすらだましながら。まぁ、進化の過程をたどれば、知能レベルからして、同じ道をたどるんでしょうね。さらにしたのバケ×××とかを作ったりして・・・。

幼年期から青年期、大人になってからと結構時間が進みますが、真理亜と守がどのような道をたどったのかが若干気になります。すぐ捕まって、子供産むまで監禁され、殺されたとかなんでしょうかね?話からすると、生まれてすぐからの洗脳教育が始まったっぽいんで、おそらくすぐに捕まっちゃったんでしょうね。

最後にこの話は、現実世界の揶揄なんでしょうね。自分を立てるためにさらに下の身分を作るという・・・。

漫画版も買ってみたんですが、実はほとんど読んでません。
結構話の展開が違くて、小説を読んだ後では違和感いっぱいになってしまうので。
まぁ、エロいと評判だったんで買ってみたってのが真相なんで、小説版の内容が薄れた頃にでも、ひもといてみようかと思っています。

あ、そういえば、この小説を読むときは、ドヴォルザークの『新世界より』から『家路』を聴きながらがいいのかな?コレを聴くと何か夕方で家に帰らなきゃって思っちゃいますよね。もう、あのときの家はないのに・・・。

とりあえずで。




新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/01/14
  • メディア: 文庫



新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/01/14
  • メディア: 文庫



新世界より(下) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/01/14
  • メディア: 文庫



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国語、数学、理科、誘拐 + 西川麻子は地理が好き。 [読書]

『国語、数学、理科、誘拐』 と『西川麻子は地理が好き。』を読みました。

まずは、『国語、数学、理科、誘拐』から。
塾のアルバイト大学生達の誘拐ミステリーですか。
ある日塾講師達宛てに届いた生徒誘拐をほのめかす手紙。それを巡って、出されるお題を解きながら事件解決に挑む塾講師達。ってところでしょうか。
やっぱり、ドスンと暗い悪意のある人物が出てこないお話って自分は好きです。一生懸命に他人のためを思って行動する人たちの思いで進んでいくお話は心温まる気がします。
もともと犯人も他者を救おうとする善意から始めた誘拐劇ですし、犯人扱いにされていた彼でさえ、慕ってくれている生徒がいて、その生徒を傷つけないためにあえて企みにのってゆく。ほんわかした感じがとても好感もてました。
最後にみんな幸せになる様なお話は救われますね。

次は、『西川麻子は地理が好き。』
『国語、数学、理科、誘拐』の登場人物で地理マニアの彼女のその後のお話。
あこがれの彼より近くの彼を選んだんだとまずは近況報告みたいな安堵感でしょうか。
主人公の彼女はすっかり名探偵していて笑えます。それに、話をするだけなのにいつもビデオチャットをしているのがなんとも滑稽で、さらに笑えます。でも、地下にチャット出来るだけの電波って飛んでるのかな?それにすべての事件をすべて地域性(地理)に関連させるという強引な感じがまたまた。
西村京太郎のように、地理に関しての推理シリーズとかで展開出来るかもですね。
まぁ、早いところ彼氏と一緒になって、地理マニアジュニアでもこさえてほしいなと。

あと、鳩時計の回収はしないんでしょうかね。

それでは。


国語、数学、理科、誘拐 (文春文庫)

国語、数学、理科、誘拐 (文春文庫)

  • 作者: 青柳 碧人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/03/10
  • メディア: 文庫



西川麻子は地理が好き。 (文春文庫)

西川麻子は地理が好き。 (文春文庫)

  • 作者: 青柳 碧人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 文庫



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遠い国のアリス [読書]

『遠い国のアリス』読みました。

これはSFですね。パラレルワールドもの。
微妙に違った世界に迷い込んでしまった、人気少女漫画家のお話。
かたや純情モノの漫画作家で独り者、かたやちょっと大人向けな漫画家で婚約済み。性格も結構違っているみたいで、とりたてて元の世界とのつながりはなさそうな感じ。共通点は担当編集さんへの想い?
基本的に入れ替わってしまっている様なので、元の世界ではどうなっているのか気になるところではあります。
とりたてて、ぐっとくる様な場面はありませんでしたが、面白く読めました。
ヒロインの描く漫画の主人公が実際に現れたのには驚きましたが。

あと、時間も含めて4次元の話はよく聞くんですが、時間を含めたときに3次元とは時間のとらえ方が違うのがへぇと思いました。確かに好きに位置を決められないと次元には含められないかもしれないですね。
割と科学的というかSF的な説明が多かったので、いろいろ派生で調べて見たくなりました。こういう知識探求の元になる様なお話って楽しくて好きです。

最後に元の世界での主人公と編集さんとの進展が気になるところではあります。

P.S.ちなみにこの本にたどり着いたきっかけは表紙絵だったりします。『また、同じ夢を見ていた』からのつながりですね。こういう本の探し方も結構面白くて好きです。他に『記憶屋』シリーズとかも表紙がきっかけですかね。特に作家さんを特定しないときは、表紙のインパクトと裏のあらすじの引きが大きいですからね。

これにて。


遠い国のアリス (徳間文庫)

遠い国のアリス (徳間文庫)

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/03/04
  • メディア: 文庫



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優しい死神の飼い方 [読書]

『優しい死神の飼い方』読みました。

ちょいファンタジーなお話。

死神さんが犬のなかに入り、死にゆく人たちが「地縛霊」にならないように、この世の未練を解消する手助けをしてゆくお話。
夢の中に登場するくだりがちと強引だったような気もしますが、各話楽しく読めました。降り立ったホスピスにまつわる人々のお話で、全てが何かしらのつながりを持っています。
でも、菜穂ちゃんもとは残念です。この話に生死の奇跡は起きないので、死神が感じた死は確実に訪れます。でも、各人、きっと思いを残すことはなく、あの世に旅立てたのではないかと思います。

各お話はおおざっぱにいうとこんな感じ。

1つ目は戦時中駆け落ちしようとするお嬢さんと書生の話。
2つ目は宝石泥棒と殺人の話。
3つ目は売れない画家と消えた絵のお話。
4つ目はすべてを解決に導くお話

ただ、若干、登場人物が鈍すぎないかと思う場面が多かったのも事実。

一番最初の老人も今までのつながりをみれば、お嬢さんが何を大切にしていたかは明白と思うんですがね。上っ面のつきあいではなかっただけに。ただ、自分の生まれの劣等感がその思考の邪魔をしたんでしょうか。

三番目の画家の青年も自分の絵をわかってくれた人をもう少し信じてあげてもいいかなと思いましたがね。目で見える上っ面を信じすぎなのでは無いかと。もう少し、見えない希望を信じてもいいのかなと思ったり。
菜穂ちゃんに関しては、まぁ、よかったかなと。

でも、死神も犬に入ると犬っぽい習性には抗えないんだなぁと笑いと共に納得しました。

続編もあるみたいなので、文庫になるのを楽しみに待ってます。

でわ。


優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2016/05/12
  • メディア: 文庫



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