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図書館戦争シリーズ [読書]

『図書館戦争シリーズ』全6冊読みました。

漫画、アニメ、映画とメディアミックスした有名なおはなし。また、べったべたのラブロマンスでも有名な話。
正直、読んでいて、照れました。ストレートですね。笠原じゃないですが、「きゃー」って感じでしょうか。まぁ、冒頭からして「王子さま」ですから。
でも、おまけとはいえ、背景設定と事件は結構興味を持って読めました。さすがに武装まではしないでしょうが、今の世の中からすると、自らのクビに首輪をつけている様な感じがするのも否めません。大衆の無関心は自分たちを殺すと。
いま、世の中の流れって、都合の悪いモノは消してしまう方向ですよね。言葉の指すものはなくなっていないのに言葉だけを葬り去ってしまう。教育って、悪いことを悪いって教えるモノと思っていたんですが、今は違うんですね。悪いことを悪いと知らないってことは、罪の意識無く他人を傷つけられるってことですよね。今の新聞や報道の暗黙の「知らせない権利」を見ていると怖いなと思います。いまはインターネットという良くも悪くも自由な情報取得・発信手段があるので、危ういながらも個人が比べて選ぶことが出来ます。だけど、それまで裏で制限されていくと・・・。怖いですね。インターネットにしても「本当」を選別するのは至難の業ですが・・・。

まぁ、それはさておき、本題のラブラブ話は、どの巻にもまんべんなく振りまかれています。そして、出てくる主要人物全てがラブラブに・・・。独身男には毒の強い話です。
一番好きな話は、別冊の一番最後の手塚・柴崎の話でしょうか。別冊最後にして、一番登場人物が危険にさらされる話。犯人の予測はすぐにつきましたが、それにしても不気味でしたね。こわい、こわい。

王子様がばれてから、若干影が薄くなったような気がする堂上くんですが、きっと気のせいと思うことにします。

あと、この小説、読むのに時間がかかりました。内容が濃いのか、ページ内の字数が多いのかわかりませんが。

では、自由な本が読めますように。



図書館戦争シリーズ 文庫 全6巻完結セット (角川文庫)

図書館戦争シリーズ 文庫 全6巻完結セット (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/09/08
  • メディア: 文庫



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