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二十四の瞳 [読書]

『二十四の瞳』読みました。(2016/7/3読了)

二十四の瞳 (角川文庫)

二十四の瞳 (角川文庫)

  • 作者: 壺井 栄
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/06/23
  • メディア: 文庫


月に1冊は読もうと決めた名作もの。
7月は壺井栄さんの『二十四の瞳』。映画化もされている超有名作品ですね。
瀬戸内の田舎での新人先生と生徒達の成長の話。
この小説の冒頭の
「十年をひと昔というならば、この物語の発端はふた昔半のまえのことになる。」
っていう言い回しが、昔から好きですね。十年をひと昔。確かに今と昔の境目ってその辺かなぁと。瀬戸内の方言で繰り広げられる会話がとても暖かく感じ、学校と家とで言葉を使い分ける先生がまた印象的でもありました。
12人がそれぞれの人生を歩んでゆく。でも、振り返った先には、小学生だったときのみんなが同じところで同じ方向をみている。戦争を挟んだ話で、暗い側面はありますが、それ以上に子供達の会話が生き生きとしていて、とても惹かれました。
名作っていうのは読む時代を選ばないモノなんだなぁとつくづく思いました。

それでは、また。
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