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星を撃ち落とす [読書]

『星を撃ち落とす』読みました。(2016/6/27読了)

星を撃ち落とす (創元推理文庫)

星を撃ち落とす (創元推理文庫)

  • 作者: 友桐 夏
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2015/09/19
  • メディア: 文庫


女子高生推理のお話。
大まかには、豪邸で閉じこもる少女に対する推理とある事件で意識不明になってしまう同級生の推理があります。
基本的に登場人物の印象は主人公以外、最初の印象から話が進むにつれてどんどん変わっていきます。
自由奔放で影のいじめッ子かと思ったら、以外と面倒見が良くてお人好しだったり、友達思いのいい子かと思ったら影で相手をおとしめようとしている腹黒い子かと思いきや、やっぱり結構いい子とか。まぁ、意識不明の同級生が一番裏表があったりするんですがね。
内容的に結構読み応えというか、飽きるポイントがあまりなかった気がしますね。つぎつぎにいろいろなことが出てきて、「えっ?」「えっ?」ってなる感じ。女子高生達の推理もいろいろな事実がわかるにつれて二転三転します。でも、一番好感が持てるのは、そんなに悪い人なんていなかったんじゃない?って推理に落ち着こうとするところでしょうかね。自分がへたれのせいか、あまり悪意の人が出てくる話って好きじゃないんですよね。この話も、善意のとらえ方というか、受け取る側の見方で同じ事象がどうとでもとれてしまう恐ろしさを感じました。まぁ、本当に悪い人がいなかったかと言われれば、そうでもなさそうな感じもするんですが。
印象に残った場面といえば、豪邸の少女の壺の話が怖いですね。トラウマモノです。Vガンダムかと。
あと、最後の方の窃盗団とか事故の話とかの犯人話は決着つけなくてよかったのかな?そこがすごく気になりました。

最後に、主人公は将来どこかへ旅立つのかな?

では、世界のどこかで。

P.S.今回から読了日を記述することにしました。

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