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砕け散るところを見せてあげる [読書]

『砕け散るところを見せてあげる』読みました。


砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

  • 作者: 竹宮 ゆゆこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/05/28
  • メディア: 文庫



表紙のイラストが印象的な作品。
最初、半ドンとか出てきて、世代がよくわからないけれど、読後に「あぁ!」ってなるタイプ。
いじめられているヒロインを助けた主人公が仲良くなってゆくにつれ、ヒロインにまつわる忌まわしい事件に気づくという、後半に一気に派手な展開になるお話でした。
自分としては、事件がわかる前までのほのぼの感が好きだったです。いじめに遭遇したことはいままでありませんが、遭遇したとしても、主人公のような行動はとれないでしょうね。あと、尾崎姉妹が一番のお気に入りです。姉のぶつ切りの話し方のところは毎度笑ってしまいます。同じような妹もいて、どちらも表面とは裏腹に結構いい子。とくに主人公に好意を持った尾崎妹は結局どうしたんでしょうね。まぁ、主人公はヒロインに首ったけなんで、尾崎妹は眼中になさそうで、かわいそうでしたが、性格は良さそうなので、きっと幸せになってると思います。(作中だともう高校生の子供がいてもいい年齢ってことになりますが)
ただ、あえて言うなら、最後の派手な事件はちょっとなぁとおもったり。あの事件がなければ、最初につながってゆかないので、必須なんですが、でも、いじめから助ける位で良かったような気もします。ともあれ、たのしい作品でした。

それでは、後日。
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日曜は憧れの国 [読書]

『日曜は憧れの国』読みました

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

  • 作者: 円居 挽
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: 文庫



個性豊かな4人の女子中学生が偶然集まったカルチャーセンターの料理教室をきっかけに、推理や思いを巡らせるお話。
これも、大きな悪意が出てこない、ほんわか系の話ですね。様々な中学校の様々な中学生とそれぞれの思い。4人が輪を描くようにお互いを認め合うところは素直でかわいらしいですね。でも、中学生ってこんなに大人びてるんですかね。自分が中学生だった時って、もっとアホ丸出しだった気がしますね。
大きく分けて4つのエピソードがあるんですが、小説家の話の千鶴ちゃんの回答が大人びすぎててちょっと引きました。中学受験でこんなに年取っちゃうもんなんでしょうか?あと桃ちゃんは顔色伺いすぎかな?頭の良さをもっと違うところに使ってくれればいいのになとおもいました。高校生になった彼女らの続編もあったら読んでみたいところですね。

でわでわ。
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